医療・健康
-
苦しかった闘病、母のがん、いじめ… 4コマで描く広島の漫画家
2024/4/29 16:00 937文字「自分は一体なんで生きているのだろう」。広島県呉市宮原の漫画家、りつこさん(61)は、20年以上うつ病を患っている。過去には薬を飲んで自殺未遂をしたこともある。今年に入り、同じように苦しむ人を勇気づけようと自身の闘病記やいじめ被害の経験を4コマ漫画として描き始めた。 りつこさんは東広島市西条出身。
-
外出時はバッグに「おにぎり」必携 82歳の電子レンジの“魔術師”
2024/4/29 07:00 2032文字栄養分を逃さず、短時間で調理できる電子レンジを活用したレシピを次々と考案し、「電子レンジ調理の第一人者」と呼ばれる料理研究家で管理栄養士の村上祥子さん=福岡市=は、82歳になった今も体には不調一つなく、現役で料理教室の生徒たちを教えている。その元気の源とは――。 「料理のことは24時間考えている。
-
検出相次ぐ「永遠の化学物質」 欧米で規制強化の動き 日本は…
2024/4/29 06:00 2334文字分解されにくいことから「永遠の化学物質」と呼ばれる有機フッ素化合物(PFAS)。米国は今月、飲み水に含まれるPFASについて、初の法的規制値を決定した。日本でも河川などから検出が相次ぐが、健康影響や規制値を巡る議論には欧米と差があるようだ。 ◇製造・輸出入禁止も続く環境汚染 PFASは1万種類以上
-
総合診療医の視点 -命を救う5分の知識-
新型コロナワクチン 総合診療医が考えるいま接種を検討すべき人は?
2024/4/29 05:30医療プレミア 4463文字新型コロナウイルスワクチンの接種が開始されたのは2021年2月17日で、最初に対象となったのは医療従事者でした。その後、対象は高齢者から段階的に増やされ、最終的には小児にまで広がりました。当時はワクチンをためらう声よりも「どうしても打ちたい」あるいは「必ず打つべきだ」という意見が多く、各地で供給不
-
ヘルスデーニュース
肥満は新型コロナの重症化リスク……ではなかった?! 国内研究
2024/4/29 04:00医療プレミア 1770文字日本人では、肥満は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症化リスク因子ではない可能性を示唆するデータが報告された。肥満ではなく、むしろ低体重の場合に、COVID-19関連死のリスク上昇が認められるという。下関市立市民病院感染管理室の吉田順一氏らの研究によるもので、詳細は「Internat
-
-
「ギャング集団」がんの正体を暴く
「体内警察」には賄賂ですり抜け、「資金集め」で組織拡大…がんがギャングに似ているこれだけの理由
2024/4/28 05:30医療プレミア 2464文字日本では2人に1人ががんにかかり、3人に1人はがんで亡くなるといわれます。がんはとても身近な病気です。 一方で、がんは非常に複雑な病気でもあるので、現実にはきちんと理解されている方は多くなく、むしろ不正確な情報に振り回され、実態を誤解している人も少なくないでしょう。 私自身、がんの正体と治療法に迫
-
ヘルスデーニュース
肥満症治療薬「チルゼパチド」 投与中止でリバウンド
2024/4/28 04:00医療プレミア 1702文字肥満症治療薬のチルゼパチド〔商品名Zepbound(ゼップバウンド)〕を使って減量した人は、同薬の服用をやめると1年以内に体重がリバウンドする可能性のあることが、第3相試験で明らかになった。米ワイルコーネル医科大学内分泌・糖尿病・代謝分野教授のLouis Aronne氏らによるこの研究結果は、「J
-
GWは「トコジラミ」に要注意 旅行先から持ち帰らないためには…
2024/4/27 10:00 1277文字昨年、韓国やフランスで大量発生した害虫「トコジラミ」は、日本でも被害がじわりと広がっている。海外旅行やレジャーで移動が増えるゴールデンウイークは、さらなる流行が心配される。刺されると激しいかゆみに襲われる厄介な虫を家に持ち込まないためには、どうすればいいのか――。専門家に尋ねた。 トコジラミはカメ
-
楽しい! 健康力の育て方
「体にいいと信じたばかりに……」 健康食品やサプリメントの思わぬ健康被害を防ぐには?
2024/4/27 05:30医療プレミア 3033文字悪玉コレステロールを下げる働きがあるとされる「紅こうじ」を含む健康食品を摂取した人から腎臓疾患などの報告が相次いだ問題。販売元の小林製薬(大阪市)は、紅こうじの成分を配合したサプリメントを自主回収し、使用中止を呼び掛ける事態となりました。原因はまだ特定されていませんが、「健康食品」や「サプリメント
-
ヘルスデーニュース
早産児救命の可能性を広げる新たな一手とは
2024/4/27 04:00医療プレミア 1729文字早産児では、出産後に母子をつないでいるへその緒(臍帯)を固定した上で切断する「臍帯結紮(けっさつ)」を、出生の30秒後以後、なるべく遅らせて行うと、出生直後に臍帯結紮を行った場合と比べて退院までに死亡するリスクが低下することを示した2つの解析結果が、「The Lancet」に11月14日掲載された
-
-
ヒトiPS細胞でサルの心機能回復 心筋梗塞の治療に道 信州大
2024/4/26 18:00 619文字ヒトのiPS細胞から作った心筋細胞を、心筋梗塞(こうそく)を発症したサルの心臓に移植し、心機能を回復させることに成功したと、信州大などのチームが26日、発表した。心臓の細胞は再生しないため、重症であれば現状では心臓移植しか手段がない。チームは治療に道を開く成果だとしている。 チームは、ヒトiPS細
-
紅麹サプリ、「健康被害」の半数が基礎疾患あり 大阪市が抽出調査
2024/4/26 17:03 521文字小林製薬(大阪市)の紅こうじ入りサプリメントの健康被害問題を巡り、大阪市は26日に開いた対策本部会議で、回収対象となっている「紅麹(こうじ)コレステヘルプ」など3製品を摂取して健康被害を訴えた約300人を抽出して調べたところ、7割が女性で、対象者の約半数に基礎疾患があったとの結果を報告した。 12
-
車両内ストレッチ、秋田の内陸線が推奨 健康増進目的での利用促す
2024/4/26 06:15動画あり 963文字「ガタン、ゴトン」と鉄道車両が揺れる中で体を動かすと運動効果がより高まるとして、秋田内陸縦貫鉄道(北秋田市)は、運行する秋田内陸線の鉄道車内での軽いストレッチを推奨し始めた。利用者増を目指す同社は「各地の公民館などで実施されている体操を車内で試してもらい、健康増進の目的でも利用してほしい」とパンフ
-
中華航空機事故 当時出動の救急隊「3歳児のぬくもり、今も」
2024/4/26 05:31 1866文字今年1月2日。東京・羽田空港で日本航空(JAL)と海上保安庁の航空機が衝突し、炎上するニュース映像に、胸の鼓動が速くなるのを感じた。頭をよぎったのは30年前のあの日の出来事。「負傷者はいるのだろうか……」【酒井志帆】 <主な内容> ・燃え上がる機体、散らばる遺体 ・暗闇に響いた男児の泣き声 ・事故
-
人生の筋トレ術
人体は100年もつ 江戸期のベストセラー「養生訓」が説く「80点主義」
2024/4/26 05:30医療プレミア 4325文字江戸中期に活躍し、「日本のアリストテレス」と呼ばれた医学者、貝原益軒。83歳で没するまで、寝たきりにも認知症にもならず、膨大な著書を残しました。そのひとつが「養生訓」です。食事、飲酒、喫煙、住居、人間づきあいに至るまで、具体的な健康ノウハウがつづられた同書には、「長生きは幸福の根本」など現代にも通
-
-
ヘルスデーニュース
座ると心臓に悪影響を及ぼす?!
2024/4/26 04:00医療プレミア 1876文字心臓の健康にとって、座って過ごすことほど悪いことはないことが、新たな研究で確認された。研究論文の筆頭著者である、英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)スポーツ・運動・健康研究所のJoanna Blodgett氏は、「われわれの研究から得られた大きな収穫は、活動量を少し増やすだけでも心臓の健
-
自らの病気で気付き 塩分抑えた健康弁当、レストラン経営者が発売
2024/4/25 18:00 911文字狭心症と脳出血を患った大橋茂光さん(66)が営む福岡県みやま市瀬高町下庄の「レストラン橋」など筑後地区の3飲食店が25日から、塩分を抑え健康を考えた弁当「からだデリ」を発売する。大橋さんの小中学の同級生が社長を務める調理コンサルタント会社が献立を提供する。 大橋さんは若いころからお酒が好きで「ビー
-
アセトアルデヒドがDNA損傷 飲酒ががん引き起こす可能性
2024/4/25 10:00 609文字アルコール摂取後に体内で生成されるアセトアルデヒドがDNAを傷つけていることをヒトの細胞で明らかにしたと、東京都医学総合研究所のチームが発表した。生物にはDNAの傷を修復する機能が備わっているが、損傷が大きいと、がんや老化現象を引き起こすことが知られている。アルコールが体に及ぼす悪影響の一因の可能
-
ヘルスデーニュース
小児インフルエンザ治療 タミフル使用の実態とは
2024/4/25 04:00医療プレミア 1836文字米国では、インフルエンザに罹患した小児にはタミフルなどの抗ウイルス薬を処方することが推奨されているにもかかわらず、その処方率は低く、特に2歳未満の小児では5人に3人が同薬を処方されていないことが新たな研究で明らかになった。米ヴァンダービルト大学モンロー・カレル・ジュニア小児病院の小児科医であるJa
-
ジェネリック医薬品の安定供給へ 厚労省検討会、業界再編求め案
2024/4/24 21:44 639文字ジェネリック医薬品(後発薬)の安定供給に向けた産業構造の在り方を議論する厚生労働省の有識者検討会は24日、業界再編や企業間の連携・協力を進めて生産性向上を図ることなどを求める報告書案を会合に示した。5年程度を集中改革期間とし、品質管理体制の確保や人材育成をするよう提言している。 報告書案によると、
-