医療・健康
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口から守る! あなたの健康
フレイルは忘れたころにやってくる
2024/3/19 06:00医療プレミア 2113文字石川県能登地方を震源とする大きな地震が元日に発生しました。この地震によって、多くの方々が大切な家族や友人を失い、日本全国が今もなお大きな悲しみに包まれています。被災地ではライフラインや経済活動などが寸断され、復旧に向け全国から支援の輪が広がっていることは、マスコミなどの報道から皆さんも周知のことと
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ヘルスデーニュース
血糖降下薬「メトホルミン」 早期服用中止はNG? 2型糖尿病患者の認知症リスク上昇
2024/3/19 04:00医療プレミア 2009文字2型糖尿病患者が、長期的な使用が前提とされている血糖降下薬のメトホルミンの服用を早期に中止すると、加齢に伴い、思考力や記憶力に問題の生じるリスクが高まる可能性のあることが、新たな研究で示唆された。論文の上席著者である、米ボストン大学の疫学者Sarah Ackley氏は、「メトホルミンの服用を続ける
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環境省、有機フッ素化合物の健康影響研究へ 北大などに委託
2024/3/18 17:51 437文字発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)を巡り、環境省は18日、北海道大と兵庫医科大、国立医薬品食品衛生研究所に委託して健康影響について研究を始めると発表した。PFASは免疫機能などへの悪影響も懸念されているが不明な点が多く、知見の拡充を目指す。 研究は3年間の予定で、6月ごろ開始。北海道
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苦境の国産ホタテ 中国依存の弊害大きく、輸出多角化に死角も
2024/3/18 07:00 2199文字中国による日本産水産物の輸入停止措置の長期化で、日本産ホタテの苦境が続いている。政府や水産業者らは輸出先多角化を図ろうと懸命だが、国内生産の8割を占める北海道では出荷が見通せないホタテも出てきている。 ◇政府注目 メキシコ・エンセナダ 「ホタテの新たな加工先を調査すべく、日本企業を貴国に派遣する予
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総合診療医の視点 -命を救う5分の知識-
世界的流行の麻疹 ワクチン接種率不十分な日本、感染の危険も
2024/3/18 05:30医療プレミア 3594文字コロナ禍が終わり再び海外との人の行き来が盛んになり、麻疹(はしか)が流行するリスクが上昇していることを昨年5月の「麻疹の流行はどこまで広がるか」でお伝えしました。また、麻疹そのものの恐ろしさや対策についても何度か述べたことがあります(例えば「SSPE 恐ろしい『はしかのような』病から学ぶこと」)。
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ヘルスデーニュース
新型コロナ重症患者への治療効果 スタチンとビタミンC どちらが高い?
2024/3/17 04:00医療プレミア 1796文字新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者を対象に、広く使用されている安価なスタチン系薬のシンバスタチンとビタミンCのそれぞれの有効性を調べた2件の臨床試験で、大きく異なる結果が示された。これらの試験は感染症の患者を対象とした進行中の国際共同研究「REMAP-CAP(Randomised,
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県産農作物からがん治療薬研究 山口大学生、青パパイアに注目
2024/3/16 19:25 732文字山口県内の耕作放棄地で育てられた青パパイアで口腔(こうくう)がんの新たな治療薬を創ろうと、山口大の学生約20人で構成する団体「県産農産品からつくる新医薬品」が日夜研究に挑んでいる。団体代表で山口大医学部5年の木村綾佑さんは「副作用で苦しむがん患者を救えるのでは」と意気込む。 創薬は授業中の発見から
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認知症を診ずして人を診よ
「静かにさせたい」から思いやりへ、家族の願い変化 認知症の診察室
2024/3/16 10:00 2107文字認知症の当事者、家族と、医師が対面する診察室。そこで交わされる話の内容は時代とともに変わる。切実な思いでやってくる人たちと医師はどう向き合うのか。 ◇一つ一つのことに振り回されない 認知症専門医の繁田雅弘医師(65)が外来を担当するメモリーケアクリニック湘南(神奈川県平塚市)にその夫婦が通うように
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髪がない「ヘアロス」、かわいそうじゃない 全国に仲間、交流広がる
2024/3/16 08:00 2372文字「ヘアロス」という言葉を聞いたことがあるだろうか。1000人に1人か2人がかかるとされる「円形脱毛症」や自ら毛を抜いてしまう「抜毛症」など、さまざまな理由で髪がない状態を指す。見た目に大きく影響することから、当事者は日常生活で生きづらさを抱えていたり、人に伝えづらく一人で悩んでいたりするケースが少
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「老い」に負けない ~健康寿命を延ばす新常識~
痩せている人の方が長生き?! 和田秀樹医師が問題視する、高齢者の命を縮める「真犯人」
2024/3/16 05:30医療プレミア 4559文字もともと日本の医学に欠けていると私が考えているものの中で、高齢者が増えてさらに重要性が増していると考えるのが、前回も問題にした「栄養学」だ。 正規のカリキュラムで栄養学が学べる大学医学部はほとんどないのが現実だ。 栄養学の軽視は今に始まったことではない。そして、それが悲劇を生んだこともある。 日露
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ヘルスデーニュース
双極性障害か、うつ病か―― 悩ましい診断 血液検査で診断可能に?
2024/3/16 04:00医療プレミア 1794文字双極性障害に関連するバイオマーカーを検出できる、簡単な血液検査の開発に関する報告が、「JAMA Psychiatry」に10月25日発表された。論文の筆頭著者である、英ケンブリッジ大学のJakub Tomasik氏は、この検査法により双極性障害の診断が容易になる可能性があると話している。 Toma
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コロナ専門家組織、3月末で廃止 冬の流行対応で大きな問題なく
2024/3/15 18:33 193文字厚生労働省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」(脇田隆字座長)が3月末で廃止される方向となったことが分かった。この冬の流行でも、対応に大きな問題が生じなかったのが理由。厚労省が15日、明らかにした。 尾身茂・結核予防会理事長も構成員として
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新型コロナワクチン、自己負担7000円程度に 4月から国の助成で
2024/3/15 16:10 471文字4月からの新型コロナウイルスワクチンの「定期接種」(65歳以上の高齢者と60~64歳で基礎疾患がある人が対象)について、厚生労働省は15日、自己負担額が7000円程度になるよう、市町村に助成金を支給すると発表した。 ただ、国の助成以外に市町村が独自に補助する場合があるため、実際の自己負担額は市町村
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市販薬で依存症、急性中毒… 若者に広がるオーバードーズとは
2024/3/15 16:00 1847文字若者の間で、市販薬のオーバードーズ(OD、過剰摂取)が深刻な問題になっています。ODは体にどんな影響があるの? 国の対策は? 現状を探りました。 Q 市販の薬をたくさん飲む若者が増えているって聞いたけど、本当なの? A そうなんです。その一端がうかがえる調査結果が2023年12月に示されました。
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「終わった病気と油断」 はしか感染拡大 ワクチン接種率低下に警鐘
2024/3/15 09:04 1167文字はしかの世界的な流行に伴って、国内でも海外からの帰国者らの感染報告が相次ぎ、感染の広がりが懸念されている。だが、予防するためのMRワクチンの接種率は、過去10年で最低レベルだという。 はしかは「麻疹(ましん)」とも呼ばれ、麻疹ウイルスに感染することで発症する。感染力は非常に強く、空気感染や飛沫(ひ
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現代フランス健康事情
「国際女性デー」 仏の現状は
2024/3/15 06:00医療プレミア 2745文字3月8日は「国際女性デー」。当日や前後数日、フランス各地で関連するイベントが開かれる。年々高まる男女平等を求める声。私の目から見ると、フランスの女性は自立心があり、気が強く、十分に社会進出をしていて、男性にうまく気を遣わせ、夫(パートナー)を尻に敷き……とまでいかなくても、立派な地位を築き、自由に
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ヘルスデーニュース
好きな音楽が鎮痛剤代わりに!?
2024/3/15 04:00医療プレミア 1474文字好きな音楽を聴くと痛みが和らぐ可能性のあることが、新たな研究で示唆された。これまでにも、音楽が鎮痛薬の代わりになる可能性については研究されてきたが、今回、音楽を聴いているときの感情的反応が痛みの緩和に大きな役割を果たすことが示されたという。マギル大学(カナダ)のDarius Valevicius氏
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家族性アルツハイマー病、新薬の治験開始 レカネマブと併用で
2024/3/14 18:54 582文字親から遺伝する「家族性アルツハイマー病」の原因となる遺伝子変異がある人を対象に、タウというたんぱく質を標的とした開発中の新薬の効果と安全性を調べる国際臨床試験(治験)を始めたと14日、新潟大と東京大の研究チームが発表した。製薬大手エーザイが開発した認知症薬「レカネマブ」と併用する。 アルツハイマー
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HPVワクチンの男性接種、議論本格化 「費用対効果」分析も
2024/3/14 16:58 499文字女性の子宮頸(けい)がんを予防するヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種について、厚生労働省の専門家会議は14日、男性への接種の費用を、国が助成する「定期接種」に位置づけるかどうかを議論した。HPVは男性にも感染し、肛門がんなどの原因になる。近年、自治体によっては独自に男性への接種費用を助
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HPVワクチンの男性接種、東京都が助成 女性と種類に違いも
2024/3/14 16:00 1620文字子宮頸(けい)がん予防のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンについて男性への接種を進めようと、費用を助成する自治体が出ている。性交渉で女性に感染させるのを防ぐことや、男性に多くみられるがんの発症を予防する効果が期待されている。ただ費用負担やワクチンの種類など、女性とはさまざまな違いもある。 ◇
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